十分

十分は台北県平渓郷にあり、平渓線沿線で最大の行楽スポット。台湾ローカルののんびりした風情が堪能できます。線路に沿って古い家並みが続き、このエリアは「老街」と呼ばれて親しまれています。
十分

台湾煤礦博物館

 トロッコが楽しめる台湾煤礦博物館は、この老街を抜けてさらに線路沿いに歩いていくと入り口があります。こちらのトロッコはぜひ体験してほしい乗り物です。この先で踏み切りを渡り、さらに進むと十分旅遊服務中心があります。トイレはここで済ませておきましょう。
 建物の裏手にある吊橋を渡ると、川沿いに遊歩道が整備されています。しばらくすると前方に平渓線の橋梁が見えます。その先、橋梁の脇の医師団を上ると、線路に併行した吊橋があり、ここでも撮影が楽しめます。ここからは線路を歩いて十分瀑布のゲートへ向かいましょう。
  • 台湾煤礦博物館のトロッコ
  • 台湾煤礦博物館のトロッコは何度乗っても飽きない乗り物。
  • 十分駅
  • 全長128mの静安吊橋からは十分駅が眺められます。
  • 日本冰
  • 「日本冰」は2種類の味が楽しめるというご当地アイス。その風貌は日の丸をイメージしているのだとか。
  • 鉄道芸楼
  • 鉄道グッズを集めた雑貨店「鉄道芸楼」。十分駅舎内にはグッズを扱う「台鉄本舗」があります。

楼仔昔

 十分駅のすぐ脇には楼仔昔というオープンテラスのカフェがあります。ここには日本統治時代に設けられた吊橋の橋脚が残っています。隣の建物は日本統治時代の炭坑社屋で、当時はこの付近で唯一の二階建て家屋でした。お茶屋食事のほか、宿泊も可能です。
※「昔」にはがんだれがつきます。
 十分駅から十分瀑布までは片道2キロほどありますので、時間にはゆとりを持ってスケジュールを組みましょう。
  • 楼仔昔
  • 楼仔昔の屋内には文物資料館があります。
  • 吊橋
  • 吊橋には「十分寮第一抗」などの文字が見られます。

平渓國際天燈節

天燈(てんとう)は平渓の名を広く知らしめた郷土文化です。これは熱気球の原理を用いた大型ランタンを飛ばすもので、台湾では知らない人はいないという存在です。ランタンに願いを託し、夜空に放ってみましょう。
平渓國際天燈節
 天燈の歴史は三国志の時代に遡り、諸葛孔明が発明したとも言われています。当時の言い伝えによると、治安が安定していない時代、山中に身を隠した人々に向けて、盗賊が去ったことを示す合図に使っていたとされています。そこから天燈は平安の象徴となり、願い事を天燈に記して空に飛ばすようになったのだそうです。
 天燈は竹を組んで骨組みを作り、そこに薄くて大きな紙を貼っていきます。最後に灯油を浸した紙を重ねて着火します。できれば2人以上で全体を押さえ、ランタン中に熱気が充満するのを待ってから、手を離しましょう。
 伝統的には旧暦1月15日の元宵節に天燈を放つ習慣がありましtが、ここ数年は元宵節の前後に「平渓國際天燈節」というイベントが行われています。多くの人々が集まり、無数のランタンを一斉に飛ばします。ゆらゆらと夜空に舞っていく様は一見の価値があります。
 なお、普段でも十分や平渓には天燈を扱う店がいくつかあり、作り方から飛ばし方まで親切に教えてくれます。旅の思い出に、自作のランタンを大空に放ってみてはいかがでしょうか。
※天燈節は毎年旧暦1月15日前後に催されます。日程についてはこちらから交通部観光局へお問い合わせください。

平渓散策

 平渓は素朴な情緒が残る街。路地の両側にぎっしりと家屋が並ぶ姿が印象的です。列車を降りたら、まずは駅舎を抜けて前方の眺めを楽しみましょう。高台に位置しているので眺望が利きます。
 集落へは駅舎から線路沿いに少し進むと坂道があるので、これを下っていきます。昔ながらの姿をとどめる雑貨屋や食堂が残っており、独特な雰囲気に包まれています。右折して坂道を上っていくと郵便局があり、古いポストが残っています。この裏手にある観音巌からは平渓線と家並みが一望できます。
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